私達は見た目年齢を知らず知らずに感じています。
目がこうだからとか、口がどうだからと説明できなくても、
「きっと30代だろう」
「たぶん20代かも」
と見た目から年齢を感じ取ってしまっています。
その1つの要因は、ほうれい線です。
イラストでも女性を描く時、ほうれい線を口の周りに
入れるだけで、見た目の印象は、グッと高齢に見えてきます。
イラストでも、そのように感じるのですから、現実に
ほうれい線が深い人が、老けて見えてしまうのは避けられません。
ですから、いくら肌が白くても、ほうれい線がくっきりしていたら
悲しいですが、20代には見られないでしょう。
■スマホ使用でスマホ顔に?
近年は、そのほうれい線の現れる年齢が、低年齢化しているそうです。
その大きな原因の1つにスマートフォンが上げられています。
スマートフォンの使用が長時間になるにつれて、
顔のたるみを助長してしまうことがドクターシーラボの研究所から
発表されています。
それは、スマートフォンの使う時の姿勢が原因だと
明確に発言しています。
スマートフォンは小さな液晶画面ということもあって、
どうしても下を向いて見ながら操作してしまいがちです。
この猫背の姿勢が、顔のたるみを引きこす大きな原因となるわけです。
突然ですが、下を向いた自分の顔を鏡で見たことありますか?
ここで、机の上に鏡を置いて、自分の顔を見てください。
重力で顔のたるみが真下に下がった顔に、ショックを受けたでしょうか?
スマートフォンを見ている間、真下とは言わないまでも、
下を向いて見ているということは、鏡に写ったような顔をずーっと
している訳ですね。
携帯やスマホの1日の利用時間は、平均1.1時間と言われていますから
(これはパソコンの利用時間を含んでいません)
この1時間の間、下を向いている姿勢な訳です。
私達は重力に逆らうことは出来ないので、
この下を向いている時間に、ほうれい線を深くしている作用が起きている訳です。
上を向けば、ほうれい線は元に戻ったと見えるでしょう。
しかし、毎日、これを繰り返すことで、ほうれい線をしっかり
刻みこんでいるのです。
ですから家に帰って、顔のマッサージやお手入れも大切ですが、
それよりも、スマホを見る時の姿勢を変える方が
今すぐできて、お金も掛からない有効な方法です。
■猫背の人は「ほうれい線が深い」
スマホを使って首こり、肩こりを感じる人が増えていますが、
この凝りを解消していかないと、ますます猫背を悪化させ
首こりや肩こりを慢性化してしまいます。
肩こりがあるということは、首、顔に続く筋肉の血行も
悪くなっていることを意味します。
また、肩こりのある人のほとんどが猫背ももっています。
猫背の姿勢は、首が前にでていますが、これが顔の筋肉を
たるませる原因になっています。
猫背により、首と顔の筋肉が引っ張られ、常時緊張している状態になり
これは筋肉が収縮する力を取り戻せないために、
皮膚が重力に引っ張られたままの状態になります。
其の結果、皮膚の張りや弾力性が劣ってしまい
ほうれい線が現れるわけです。
ですから、肩こり、首こりを改善するにも姿勢が大切ですし、
猫背を改善するにも姿勢が大切です。
姿勢を改善していけば、首や肩まわりの血行も良くなり
顔の筋肉も張りが戻ってくるでしょう。
そしてスマホを使用するときも姿勢に気をつけていれば、
ほうれい線を深くすることは防止出来る訳です。
スマホを使う前から、猫背がある人は、
さらに辛い首こり、肩こりに悩まされているはずですから、
ほうれい線を薄くしたいなら、姿勢を改善するのが早道です。
日頃の姿勢やスマホを見る時の姿勢を改善していけば、
首こり、肩こりを解消できるだけでなく、ほうれい線が深くなるのを
防止出来きます。
今やスマホ顔とはスマホたるみなどという単語もすでに
出来上がっているくらいですから、スマホ利用者は
とくに姿勢に注意してください。
スマホを悪い姿勢で使っている限り、いくら美容関係にお金を掛けても、
ほうれい線を薄くできる可能性は小さいです。
ほうれい線を根本から改善したいなら、姿勢がとっても大切です。
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