冬になると寝違えることが多くなると思っているなら
それは正解です。
血行不良が寝違えの原因の1つになっています。
ですから寒い冬に寝違える人が増えるのです。
朝起きた途端に首や肩が痛かったら「寝違えた」と思いますよね。
「寝違え」という言葉から、寝ている間の姿勢が悪かったのかと
考えると思いますが、原因の要素で多くの人に共通しているのが
ストレートネックです。
■ストレートネックとは
首の骨は正常ならば、ゆるやかに湾曲しています。
これは、頭の重さによる圧力を分散させるために必要です。
その湾曲がなく、真っ直ぐになっている状態をストレートネックと呼んでいます。
多くの場合は、垂直にストレートではなく、斜め上にストレートネックになっています。
体重が50㎏の人の頭の重さは約5㎏あると言われていて、
分かりやすい目安としてボーリングの重さを想像すれば
どれだけ重いか理解できると思います。
先日、久しぶりにボーリングへ行きましたが、5㎏のボーリングは
重くて4㎏にしました。
それを考えると、私達は、とても重いものを首の上に乗せて
歩いたり座ったりしていることになります。
ですから、首の湾曲がなかったら、それだけ首の筋肉や骨に
頭の重さが、分散されずに首と肩に荷重されてしまいます。
ストレートネックという状態だけでも、首の筋肉に負荷が掛かっているのですから
それに季節の条件が加わって、血行不良になれば、
首の筋肉は、さらに硬直し血液循環が悪くなります。
そのような条件がすでにあった為、寝ている間のちょっとしたことで
寝違えのような痛みが起こります。
■ストレートネックを改善する枕の作り方
ストレートネックを改善する方法で、寝ている間に
首の湾曲を回復させる方法を紹介します。
寝ている時間は7-8時間あるので、その間に
何も意識しないで改善できたら楽ですよね。
ストレートネックの下に、かまぼこ型の枕を置くと良いのですが
実はタオルで自分用に作ることもできます。
それはバスタオルをくるくる丸めてつくる簡単な方法です。
丸めた後は、輪ゴムなどで型崩れしないように留めてください。
このタオル枕の高さは、自分の首に合わせて何度も作り変えられる
ことが一番の利点になります。
タオル枕の高さは、首の下に置いて、後頭部は床に付かない
程度に調整します。
はじめて使う時は、いきなり長時間は苦しいと思うので、
5分10分からはじめて、慣れてきたら1晩使うというように
タオル枕に首を慣れさせるようにします。
また、首に少しずつ湾曲が現れてきたら、タオル枕の高さも
調整してください。
■ストレートネックの根本的改善
ストレートネックをタオル枕で改善できるのですが、ある程度の
湾曲がついたら、それ以上は良くなりません。
なぜなら、ストレートネックは、姿勢の悪さが
引き起こしている症状だからです。
姿勢の悪さというのは、猫背のことです。
猫背の人がストレートネックを併発しやすいのです。
逆に言えば、猫背を改善していけば、ストレートネックの
改善は、タオル枕が必要ないかもしれません。
それは猫背の度合いや、筋肉の状態により、
ストレートネックの改善にタオル枕が必要かどうかは違ってきます。
一般的には、猫背改善とタオル枕は並行して行った方が
効果としては早く現れるはずです。
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